中小企業専門の金融機関として、80年以上にわたりお客さまにマッチしたオーダーメイド型のソリューションを提供。
日本全国47都道府県に店舗網があり、幅広いネットワークを活かして中小企業に多様な情報を提供し、ビジネスマッチングやM&Aなど企業同士の縁結びもサポートしています。
今回は株式会社商工組合中央金庫 森藤様・鈴木様にお話をお伺いしました。

まずコストドックを使おうと思われた背景について教えて頂けますでしょうか。
森藤様：元々ビジネスマッチングは、お取引先である中小企業の皆様の販路拡大や業務提携など、多様なニーズに対応し得るビジネスパートナーのご紹介という位置付けで活動を行っております。当金庫が全国組織として４７都道府県すべてに拠点があり、かつ中小企業専門金融機関であるという点は、他の金融機関様にはない強みと考えております。

例えば、地方のお取引先ですと「売りたい・買いたい」のニーズがあった場合、そのパートナー探索は同じエリア内で完結できることも多いですが、そのニーズが「より広範囲に販路拡大したい」というものであったり、あるいは「今までになかったサービスを使いたい・それによって業務を変革したい」と考えた時に、なかなかエリア内ではパートナーが見つからないということが起こり得るかと思います。

そういったニーズに対し、例えば北海道と沖縄のお客様をマッチングすることができるというところは、全国展開しており、且つお取引先の事業を深く理解している当金庫ならではの伴走支援の特色だと考えています。

多様化する中小企業の皆様の課題にお応えできるサービス・パートナーの拡充は常に検討しておりますが、その中でもコストドックのようなビジネスモデルのサービスはこれまでになく、全国のお客様にお役立て頂ける新たなソリューション提案として魅了的だったため提携を進めさせて頂いたという経緯になります。

ありがとうございます。続いて他のビジネスマッチングの商材との違いを教えて頂けますでしょうか。
鈴木様：無料でコスト分析からコスト削減まで実現でき、業種やエリアも問わずに活用頂ける点がポイントですね。
お客様にとっては人材不足もある中で、手間をかけずにコスト削減まで実現できることは、大きなメリットだと感じています。
森藤様：サービス名からサービス内容もイメージしやすいですし、コストを意識しない経営者はいらっしゃらないので、
当金庫の営業担当としてもお客様にご紹介しやすいという声は私のところにも届いています。ご成約実績も相応にありますし、実際にお客様のニーズにも合致していると思います。

本当に多くのお客様をご紹介頂いていますが、本部から支店各担当者へどのようなご案内の流れを構築されているのでしょうか？
森藤様：大それた仕組みがある訳ではないのですが…
サービスのご紹介がお客様にとって押し付けのように受け止められないように、例えば“収益改善のきっかけ作り”というテーマで「こんなお悩みないですか？」とお客様からニーズを引き出す対話ができるような情報発信に力を入れています。
また、実際の削減事例等を展開することで「最近これ良かったよ」と支店内でも支店間でも広がっていくことでご紹介が増えているのだと考えています。
他にもビジネスマッチングは多数あると思うのですが、その中でコストドックはご紹介が多いものでしょうか？
森藤様：非常に多く、ご紹介実績として上位にあるサービスになります。
ご提案の幅の広さや、様々な項目を包括的に分析し現状把握からスタートできる点が喜ばれているのだと思います。
鈴木様：あと、若手の職員でも理解・案内しやすいところも嬉しいですね。
お客様の潜在的な課題を引き出してより深いソリューション提案をしたいとなった時に
銀行単体ですとお手伝いできる範囲が限られているのが現状です。
お客様のご期待に添いながら、専門性の高いご提案をするための選択肢として
コストドックの存在は非常に大きいものだと感じています。

お客様へご案内頂く際や、ご利用頂いたお客様からはどのような反応がありますでしょうか？
鈴木様：まず無料で利用できることに驚かれます。
これまでにないビジネスモデルですし、
どんな場面でご案内してもお客様にとって違和感がなく、皆さん好意的な反応が多いですね。
森藤様：ご利用頂いたお客様については、無料でコスト削減できて喜ばれることはもちろんですが、事前の分析時点で
“適正値”という結果が出た際にも、専門家に「安心できる価格です」と言われたことで自信が持てた、分析してみて良かったというお声をいただいています。
鈴木様：ご成約につながればベストではありますが、
「いいソリューションを紹介してくれるね」と言って頂き、
信頼できるパートナーとしての関係を築かせて頂けると銀行としても嬉しく思います。
森藤様：コストドックがきっかけになり、
これまで気づけなかったお客様のお悩みやお考えに触れることで、
お客様にとって1時間の面談が有意義な時間だったと感じて頂けたり、
営業担当としても 「次はこういったご提案ができるんじゃないか？」とより深いご提案につながることを期待しています。

今後についてお伺いできればと思いますが、中期経営計画にもございますが金融機関としての付加価値という点で、コストドックを含めビジネスマッチングをどのように活用していこうとお考えでしょうか？
森藤様：中期経営計画においては、「S＝Start up：スタートアップ支援」「E＝ESG：サステナブル経営支援」「T＝Turn Around：経営改善支援」を特に注力する分野として掲げていますが、全国のパートナー様によるビジネスマッチングの存在は大きいです。
その中で、コストドックはコストだけではなく様々なテーマに繋がる入口になるサービスとして活用できると考えており、最近だと脱炭素につながる取り組みとして再生可能エネルギー提案もお客様に喜んで頂いています。
ビジネスマッチング全般においては、業務効率化やBCP対策からペーパーレス・クラウド化の推進につながる等、まだまだご提案の可能性はあると感じています。

最後に一言頂いても宜しいでしょうか！
鈴木様：物価高騰の中で、間接費削減は即効性もあり多くのお客様にご活用頂いていますが、
今後、例えば脱炭素につながる取り組みとして再生可能エネルギー導入等、
中小企業様のニーズも時代に沿って多様化してくると思いますので、新しい切り口で引き続きご紹介していきたいです！
森藤様：コストドックというサービスがお客様に喜んで頂いているポイントとして、
ただのツール導入にとどまらず取り組み後もサポートして頂ける体制があると思います。
ゼネラル・パーチェスさんは中長期目線での伴走支援を前提としたコンサルティング提案をして頂けるので、私たちも安心してご紹介できますし、
想いを同じくするパートナーとして
今後もより良いご連携ができればと思っています！